2015年4月6日月曜日

救い主 三代目建築士登場!

こんにちは ニシジマ引越し部 部員のタルタルです。

今日のポーズはちょっと大人っぽい



前回このブログで移転先をご案内しましたけど、見に行って下さった方もあるかと思います。

ありがとうございます。

間口が3.6メートルくらい、で、奥行きが今の店舗よりあります。

そして両脇に同じ位の敷地の建物。

左がお茶の窪田園さん 右が虎ノ門どうぶつ病院さん



この場所が候補になった時は、まだ以前の旧い建物がありました。隣家との間は10センチあるか、

ないかで、ぴったりとくっついて建っていました。

まえはジンギスカンやさんだったそうです



敷地に対して目いっぱいの広さで建てて愛宕の店舗より少~し広いくらいです。

そのような建築は法律等の上では問題ないと聞きましたし、実際に、敷地目いっぱい、お隣とぴっ

たりという建物が建っていたので、それは当然に出来ることと思っていました。


しかし・・・それは簡単なことではなかったんですね~

まず、

1、足場が建物の周囲に作れない

⇒周囲に足場を作ればその分小さな建物になってしまう。


2、鉄骨建築だと柱が太くなり、使える床面積が削られてしまう。


3、従来の木造建築だと強度維持の為、両側壁から直角方向に90センチ幅の壁を設けなければ

ならない。


こんなイメージです



⇒左右合わせて間口の半分!それでは内装デザインが制限されてしまうし、店内が見通せない

閉鎖的な店舗になってしまう。



限られた面積を、出来るだけ柱等の構造物なく広く有効に使いたい・・・

どうしよ~

そんな時、心強い救い主がやってきてくれました。その方こそ・・・

そのDNAはおじい様の代から  そうそうこれだ!を生み出す

三代目1級建築士 中村耕三先生です!

ニシジマで打ち合わせ中にパチリ



中村先生との出会いは、今を遡ること19年前。愛宕の店舗を全面改装(現愛宕店舗のデザイン)

した時です。二人とも三代目なんて、奇遇ですね。

その時には4人の建築士の方と会い相談をさせて戴きました。

中村先生にお願いしようと決めたのは、提案された基本デザインの良さもさることながら、

「私達のことをよく分かってくれている」と感じたからでした。

依頼者が語る思い(それには建築デザインにおいての具体性がなく、とりとめもない話だったりもし

ます)。先生はそこにある本質的なものをとらえ、形にしてくれます。

それは、心の込められた形です

今回の店舗の打ち合わせでも、思いを伝えるこちらの側が「それだったんですね!」とその本質に

逆に気つ゛かされる場面がありました。

中村先生には、自宅のリフォームもして戴きました。

自宅:外光の入る窓際に大きな作り付けの机




そんなお付き合いの中村先生ですから、皆さまから頂いた店作りへのお声も、とてもよく分かって

下さっています。なので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。

因みに先生の趣味は近現代の建築物を水彩で描くこと。これがうまいんですよ~。



おっとっと、

さっきの、三つの問題点。中村先生が頭をしぼって解決策を考えてくれました。

一般の店舗や住宅には珍しい、でも歴史ある建築構造手法ををとることになったんです。

それは・・・  ほおつ゛え (頬杖) 工法  ???て何?

西洋の教会建築などに用いられる工法だそうです。そういえば教会の内部(礼拝堂)ってあまり柱

がありませんよね。

歴史と現代が共にあるニシジマにも、ぴったりの工法かも。

そのことは、また詳しくお知らせしますね!

ニシジマ引っ越し部 タルタル


タツシの母校、明治学院のクリスマス礼拝にて












 









0 件のコメント:

コメントを投稿