今日のポーズはちょっと大人っぽい |
前回このブログで移転先をご案内しましたけど、見に行って下さった方もあるかと思います。
ありがとうございます。
間口が3.6メートルくらい、で、奥行きが今の店舗よりあります。
そして両脇に同じ位の敷地の建物。
左がお茶の窪田園さん 右が虎ノ門どうぶつ病院さん |
この場所が候補になった時は、まだ以前の旧い建物がありました。隣家との間は10センチあるか、
ないかで、ぴったりとくっついて建っていました。
まえはジンギスカンやさんだったそうです |
敷地に対して目いっぱいの広さで建てて愛宕の店舗より少~し広いくらいです。
そのような建築は法律等の上では問題ないと聞きましたし、実際に、敷地目いっぱい、お隣とぴっ
たりという建物が建っていたので、それは当然に出来ることと思っていました。
しかし・・・それは簡単なことではなかったんですね~
まず、
1、足場が建物の周囲に作れない
⇒周囲に足場を作ればその分小さな建物になってしまう。
2、鉄骨建築だと柱が太くなり、使える床面積が削られてしまう。
3、従来の木造建築だと強度維持の為、両側壁から直角方向に90センチ幅の壁を設けなければ
⇒左右合わせて間口の半分!それでは内装デザインが制限されてしまうし、店内が見通せない
閉鎖的な店舗になってしまう。
限られた面積を、出来るだけ柱等の構造物なく広く有効に使いたい・・・
閉鎖的な店舗になってしまう。
限られた面積を、出来るだけ柱等の構造物なく広く有効に使いたい・・・
どうしよ~
そんな時、心強い救い主がやってきてくれました。その方こそ・・・
そのDNAはおじい様の代から そうそうこれだ!を生み出す
三代目1級建築士 中村耕三先生です!
ニシジマで打ち合わせ中にパチリ |
中村先生との出会いは、今を遡ること19年前。愛宕の店舗を全面改装(現愛宕店舗のデザイン)
した時です。二人とも三代目なんて、奇遇ですね。
その時には4人の建築士の方と会い相談をさせて戴きました。
中村先生にお願いしようと決めたのは、提案された基本デザインの良さもさることながら、
「私達のことをよく分かってくれている」と感じたからでした。
依頼者が語る思い(それには建築デザインにおいての具体性がなく、とりとめもない話だったりもし
ます)。先生はそこにある本質的なものをとらえ、形にしてくれます。
それは、心の込められた形です。
今回の店舗の打ち合わせでも、思いを伝えるこちらの側が「それだったんですね!」とその本質に
逆に気つ゛かされる場面がありました。
中村先生には、自宅のリフォームもして戴きました。
自宅:外光の入る窓際に大きな作り付けの机 |
そんなお付き合いの中村先生ですから、皆さまから頂いた店作りへのお声も、とてもよく分かって
下さっています。なので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
因みに先生の趣味は近現代の建築物を水彩で描くこと。これがうまいんですよ~。
おっとっと、
さっきの、三つの問題点。中村先生が頭をしぼって解決策を考えてくれました。
一般の店舗や住宅には珍しい、でも歴史ある建築構造手法ををとることになったんです。
それは・・・ ほおつ゛え (頬杖) 工法 ???て何?
西洋の教会建築などに用いられる工法だそうです。そういえば教会の内部(礼拝堂)ってあまり柱
がありませんよね。
歴史と現代が共にあるニシジマにも、ぴったりの工法かも。
そのことは、また詳しくお知らせしますね!
ニシジマ引っ越し部 タルタル
タツシの母校、明治学院のクリスマス礼拝にて |
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